君のとなりで恋をします。─上─













「昼休憩中。」





「だったら体を休めなさい。」








いくら休憩中だからって、一人でフラフラと何をやってんだ。












「暇。」






「言っとくけど…

私、このあとの練習試合の準備もあるから、 かまってあげないよ?」










結局、私たちが使っている体育館まで着いてきた桜河にそう言い放つと、ヤツは私をバカにしたような笑みを浮かべた。











「勘違いすんな。

柊吾に会いに来ただけだ。」










…何その顔。

超腹立つんですが!!





私が彼を睨みながら体育館の扉を開けると、ちょうど目の前に柊吾とまっつんがいて…