君のとなりで恋をします。─上─















「あの…何っすか……?」











照れくさそうに目線をそらす彼。

…しまった見すぎた……。










「…ごめ─────────」







「────香純?」














私が彼に謝ると同時に、後ろからの声に遮られてしまう。





…この声……

まさか……

















「──────……桜河!?」










水泳部のジャージをだらしなく着こなした桜河が、こちらを見据えていた。











「なんでいるの!?」






「今からここで2泊3日の合宿。」










え!?合宿!?