君のとなりで恋をします。─上─












体を冷やして…

風通しが良くて涼しいところに移動して…








…あ、そうだ……。




私はさっきドラッグストアで買った粉末のスポーツドリンクを一つ取り出す。

ちょうどオマケで付いてきたボトルに、粉末と水を入れた。










「これ、どうぞ。

…水分はこまめに摂ってくださいね?」







「…すみません、ありがとうございます。」












彼は私にぺこりと一礼して、勢いよくドリンクを飲み干す。


そんな彼の横で、私はひたすら紙で彼を煽ぐ。






てゆーか…

こんな体力ありそうな人が熱中症になるなんて……



聖陵はいったいどんな練習をしてるの…?








彼の顔をじっと見ながら考えた。