喋る続ける吉良さんを無視して、俺は歩くペースを速める。
俺の無言の圧力にさすがの吉良さんも諦めたのか、歩みを弛めて俺を見送った。
「悩め少年よ。」
意味不明な言葉を発する吉良さんをいつもの如く無視した俺は、スマホを取り出して電車とバスの時間を確認する。
うわ…
18時45分のバス逃したら、次のバスまで1時間以上待たねーといけねぇじゃん…。
何としてでもこのバスに乗りたい。
となると18時28分の電車には乗らねーと…
走るのは嫌いだけど、1時間バス停で待つよりはマシだ。
俺は駅までの道を走り出した。



