そう驚きながら言う少女に少年はおかしそうに笑いながら


「だってこの場所君のクラスよく見えるんだよ。そして君は窓際の席だからさ。つい見ちゃうんだよね。」



少女は幼子のように口をとがらせ


「だってあまりに空がきれいだったんだもの。それに授業もあまりに退屈だし……。仕方ないじゃない!」




「優等生がそんなこと言っていいの?」



少年は少女をからかうようにそうきいた。



「優等生だなんて……。ほんとあなたがみんなに付けた私のイメージ変えてちょうだいよ……。」