「それにしても・・・優羽」


先輩方から目を離して私をじぃと見ると

華ちゃんはニヤッとした笑みを浮かべて


「私は高坂先輩の方がタイプだけどなぁ」

と言い放った。

その瞬間、自分の顔に熱が集まるのを感じる。


「へっ・・・!?なんで!?」


"そりゃ、あんだけ毎日見つめてたらねぇ"

なんて言われてさらに顔が赤くなる。



そう、私が片想いしてる相手は

冴木 遥斗 (さえき はると)先輩。