「はいっ、ありがとうございます!」
まあ、何はともあれ
教えてもらえることになって良かった
高坂先輩も呼べたし、華ちゃん喜ぶだろうなぁ
少しニヤけそうになるのを必死に抑える
「優羽」
「へっ!?は、はい」
急に呼ばれて色んな意味で心臓がはねる
「勉強を教える代わり、と言ったらなんだけど・・・俺のお願いも聞いてくれる?」
「?は、はい。なんでも聞きます」
・・・あ、でも勉強教えるからその分のお金くれ
なんて言われたら困るかもしれない・・・
私バイトしてないからなぁ
少し不安になりつつも先輩を見る
でもその先に返ってきた言葉は
私の想像もしないもので、
「連絡先、交換したいな」

