なんと、冴木先輩といつも一緒にいる
高坂先輩に話しかけられた。


「俺の事知ってるの?嬉しいな」

「知らない人は居ないと思います・・・」

「そう?優羽ちゃんこそ知らない人は居ないと思うけどなぁ」


え・・・それってもしかして
先輩と登校してきたから・・・?


「てか、もしかしなくても遥斗に用だよね?」

戸惑いながらも、こくりと頷くと
"ちょっと待っててね"と言って冴木先輩の元へと走って行った。

"可愛い彼女が来てるよ"という言葉が聞こえ
照れてしまう。

せ、先輩が私の事話してくれたのかな・・・?
そう考えると顔がにやけてしまう。