…でもこれで、彼らは剣豪の集まりだけれど、銃についてはそれほど詳しくないことが分かった。


だって、銃に装填した弾“しか”取り上げなかったのだから。


それに、この銃の型にも疑問をもたなかった。


…1人を、除いては。


「天李さん」


予想通りの声に、笑顔を向けるのは容易いことだった。


「山南さん。どうしたの?」


「少し、お話をしてもいいですか?」


「ええ、かまわないわ」


さて、どうしましょうか。