唯一できなかった料理も克服して、最近では隊士たちの健康まで気遣っているとか。


そんな天李を平隊士が信用し尊敬していくのは当然のことだった。


…この女は想像以上に“上手い”。


それが素なのか策なのか…俺も含め、幹部はまだ半信半疑の奴が多い。


信用しきることができない。


ただの直感だが。


ふと、平助が首を傾げた。


「そう言えばさ、昨日と一昨日もたくあんだったよね。いっぱい買ったの?」


「…それは…その…」