…ここまで腹が立つのも久しぶりかもな…。


1週間分ほどの疲れが、一気にきた気がした。


「ったく、3刻で終わる軟禁なんて聞いたことねぇよ…。言っておくが、監視を怠ったら許さねぇからな」


「それは分かってる。別に、天李のために頼んだわけじゃないからな」


「永倉さん、気づいてないんでしょうけどそれ結構ひどいこと言ってますよ」


総司はけらけらと笑って、天李を呼んでくると言い部屋から出て行った。


「…永倉。くれぐれも…あの…発句集のことは誰にも言うんじゃねぇぞ」


一応念を押しておく。