こいつらは立場的に俺の下だよな?


いやまあ、幹部に関しては対等でありがたいと思って…って何の話だ。


今はそうじゃなくて……あぁ、くそ!


「分かった、分かったよ。軟禁をとく。だからそれをこっちによこせ!」


言った瞬間、総司はまるで用済みだというように発句集を投げつけてきた。


慌てて受け取り、とりあえず一息つく。


総司と永倉はしたり顔で顔を見合わせている。