焦りが生まれた

何かしないと
動かないとって


でも、


怖くて怖くて仕方なくて



『…』

「……かさね。私、自信ないよ……」

『……それでも、進まないと』

「…」

『それでも諦められないなら、頑張るしかないよ』


『どちらかだよ
諦めるか諦めないか
動かないままか動いて変えていくか』







『うまくいかなかったら一緒にまた考えるから
弱音も悩みだって何度でも聞くから』


『いくらだって、ういの気が済むまで付き合ってあげるから』




『だから、うい。頑張って』




……泣きそうになる

厳しさもあるけど
かさねの言葉はいつだって優しくて


「…………うん」



いつだって私の背中を押すんだ