「あっ」

先生の顔が、カーテンの隙間からぴょこっと出る。



「今からちょっとの間、保健室空けるけど大丈夫?」

「大丈夫です」


そんなに体調も悪くないから大丈夫だろう。 



「隣のベットにも休んでる子いるから、おとなしく寝ててね」


今度こそ、先生はカーテンの外に出た。