かけがえのないものに、代わりなんてない







急にワイワイガヤガヤとうるさくなる昼休み。


私は、自分のクラスの、丁度真上にある教室。

すなわち、黒川先輩の教室に来ていた。





ふぅ〜

深呼吸しドアを開ける。





「あれー?一年。
どうかした?」


カッコかわいい系のお姉さんが出て来て、美少女好きな私はテンションがあがる。




「あの、黒川先輩呼んでください」


「オッケー!
(はやて)ー!お客さん来てるー」


無表情で、こちらに向かってダラダラ歩いてくる先輩を見ながら、こういうの日常茶飯事なんだろうな、と思う。


毎日女の子に呼び出されてるって言うし。


月に何回告白されるんだろ。
なんかちょっと興味あるかもー!




だけど、私と目があった瞬間、先輩の顔色が変わった。