かけがえのないものに、代わりなんてない

布団にくるまると、今度はドキドキしてきた。


突然だったとはいえ、顔の真横に先輩がいたのだ。
女子高校生にはちょっと刺激的すぎる。




赤くなった顔を冷やすように、頬に手を当て、一人呟く。

それにしても……
「サキって誰だ………?」