陽射しで目を覚ますと、君はもう目を覚ましていて。

 「おはよう。寝られた?」

 「うん…。」

 「ひな、今日は忙しいよ。指輪見たり、予定決めたり。」

 「望さんて、凄いのね。」

 「早くひなが欲しい。」

 「うん…。恥ずかしくて逃げたくなる。」

 「逃がさない。」

 君は柔らかく微笑んで俺の胸に逃げ込む。君の額にキスをして、そのまま首筋に噛みつく。君は身をよじって逃げるけれど、俺は逃がさずに君に襲いかかる。

 「駄目っ。着れる服が無くなっちゃう。」

 「いいよ。」

 「もうっ、望さんの馬鹿…。」

 「悪い子だな、ひなは。おしおきだよ。」

 「それは帰ってきてからにして?」

 「じゃあ、帰ってからね。」

 君を離して二人で笑う。

 「ひな、一緒に朝食作ろう。」

 「うん、温野菜とオムレツにしよう?」

 「ひなは料理上手。俺は幸せ者だな。」

 「望さんが美味しいって食べてくれるのが嬉しい。」

 「美味しいもの。野菜多くてバランス良いしね。」

 「良かった。」

 「でも、先にここでひなをオムレツにするかな。」

 君を優しくて抱き締めてオムレツにする。そして優しくキスを繰り返して、俺達はじゃれあって。