家に着くと、君はすぐに俺に抱きついた。急だったからびっくりしながら君を受け止める。

 「ずっと抱きつきたいの我慢してたの。」

 君は嬉しそうに微笑む。君の耳に光るダイヤは冷たい光を放ってる。俺は君の唇を奪う。

 「ひな、似合ってる。ワンピースも、ピアスも。」

 「望さんに貰ったもの、大事にするね。」

 「また、プレゼントさせて?」

 「うん、嬉しい。」

 君は穏やかに微笑む。

 「話聞かせてなんて言ったけど、我慢が出来ないかもしれない。」

 「じゃあ、寝物語に聞かせるのは?」

 「いいね。」

 君は俺の手に自分の手を絡めて首筋にキスをする。俺は君の手を引いて寝室へ向かった。