なんだ…なんだ…


知らない子だと思ったのに、あの子だったなんて…
ショックだなぁ…


わたしは、近くの公園に行きベンチに座った。


凄いショックなはずなのに
涙は、不思議と出てこなかった。


『まぁ、でもあの子が相手なら納得だなぁ』


わたしは切なく笑った。

それから、帰ろうとすると後ろから物音がした。


ーーカシャンッ


何かを踏みつける音だった。