その話の時、友人からしつこく"大丈夫か"と聞かれた。
その場にいる友人達からは、心配そうに


「だって、あんた好きだったんでしょ?」
「あんたたち、雰囲気良かったのにね」

"なんのこと?"と聞けば友人達は驚いていた。

わたしが、あいつのことを好き?ないない…


だって、わたしたちはただの友達。
そんなことあるわけない…


なんて、考えていたら水が地面を湿らせた。
雨か…、なんて思っていると違った。


気づいたら、無意識に泣いていた。

ーーあぁ、なんだ。わたし、
        アイツのことが好きだったんだ…