月は夜に恋をした

「じゃあ、私が誘ってきてあげるよ。柊なら、結構話したことあるし。人数多い方が楽しい、とか言えば良いでしょ!」


「ありがとう!夏苗マジで神!」


早速誘いに行った夏苗の後ろ姿をぼんやりと眺めた。


普通に男子を誘えることって、すごいと思う。私には無理だ。


私が誘えるのは…君だけ。