まあそう言われてみると、名前がわからない給食っぽいサラダに、トマトスープ、麦ご飯だけど、ご飯のお供は無し。


うーん、微妙。


「以外と別々に食べるならアリかも。でもトマトスープなら普通パンじゃない?」


「…そうだな」


柊の給食への不満に対して、答えたのは後ろの席の木下夜一。この人も、高等部から入学してきた。柊と仲が良いらしい。


外見からして暗そうなオーラ、黒くて目にギリギリかからないくらいの前髪が、俯くと目を隠している。バリバリの陰キャラ。