月は夜に恋をした

「やっぱ、送るよ…」


木下も、仲良くなろうとしてくれているのかもしれない。


「今日さ、日暮遊ぶの断ると思ってた」


「んー、正直、ちょっと迷ったけどね。でも、遊びに来てよかった!木下がこんなにゲーマーだとは思わなかったしね」


ふふっ、と思わず笑いが出る。どのゲームをやっても強くって、隣を見たら真剣な表情の木下がいて…


「またあしたね」