月は夜に恋をした

「そうなんだ…」


隣では、いつものように木下と柊が仲の良さそうに話している。…親友、なのかな。


「そういえば、よくラインゲットできたね」


「またみんなで遊びたいね〜、って話をしてたら流れで」


夏苗はそう言って頬を緩ませて笑った。そりゃあ、好きな人のラインをゲットしたら、嬉しいよね…


いっくんのライン、持ってないな…