ホールルームが、
終わった。

私は、
急いで3人のところに行った。

「みんな、
 さっきは本当にありがとう。」

「別にいいよ。
 約束だもん。
 それに、私の方こそごめんね。
 最後まで気がつかなくて。」

光(ヒカリ)は、
私に、謝ったった。

それと、”約束”と、言った。

約束。
それは私たちが、
まだ、小学校1年生になったばかりの日、
その日は、4人で遊んでいた。



「ねぇ、
 みんなでタイムカプセル埋めない?」

光(ヒカリ)が、突然言い出した。

「タイムカプセルってなに?」

柚が言った。

「この前、
 テレビで見たんだけど、
 これくらいの箱に、
 いろんな物を入れて、
 土のなかに埋めるの。」

光(ヒカリ)は、
楽しそうに、両手を、
大きく使って説明し始めた。