「もう、いつまでパジャマでいるのよ。着替えて少しは外に出なさい」
言いながら、カーテンを全開にされた。

ウウ、まぶしい。

「起きなさいよ。今日は部屋の掃除をしますからね」
「はーい」

実家に帰って数日。
昔のような引きこもり生活に戻った私に、さすがの母さんもキレてしまったらしい。


「ごめんくださーい」
玄関から声。
「お客さんよ」
「はいはい」
パタパタと階段を降りてく母さん。

誰だろう、平日の昼間に。

しばらくして、
「茉穂-」
私を呼ぶ母さんの声。

「もう、なんなのよ」
ブツブツ言いながら、玄関へ向かった。


そこにいたのは・・・・

「嘘。どうして」

私は、息をするのを忘れてしまった。