御坂くん、溺愛しないで。




そんな私を見た御坂くんが、安心したようにも満足したようにも見える笑みを浮かべる。

御坂くんはいったい何を考えているのだろうか。


「じゃあ今度は俺から木原さんに言いたいことあるんで、言ってもいいですか?」

「は、はい…!」


一瞬ビクッと肩が跳ねてしまったけれど、心の準備をして正座をし、御坂くんと向き合う。


「俺は高一で後輩です」
「そ、それは知ってます」


一応中学の時から御坂くんの存在は知っているのだ。
年下なのはわかっている。


「じゃあどうして敬語なんですか?」
「……っ」

けれどその後の指摘により、ぎくりとしてしまう私。


まさに御坂くんのいう通りだ。

一応年上の私が敬語を使っているだなんて、おかしな状況である。