御坂くん、溺愛しないで。




もしかして琴葉が無理矢理押し付けたのだろうか。
強引な琴葉のことだからあり得なくもない。

もしそうだとしたらとても申し訳ないことをしてしまった。


このような面倒ごとに巻き込んでしまったのだから。



「ごめんなさい」

慌てて起き上がった私は、ベッドの上で土下座をする。


「は…木原さん、何して」

私の行動に驚いたような声をあげる御坂くん。
けれどそんなことを気にしている場合ではない。


「だって無理矢理こんな面倒ごとに巻き込んでしまったから」


いくら相手が女の子とはいえ、先輩の頼みを断ることは難しいかもしれない。


「だから、あの、私から琴葉には言っておきます。
もう今日は帰ってもらって…」

「嫌です」
「へ……」

まさか拒否されるとは思っていなかったため、言葉に詰まってしまう。