御坂くん、溺愛しないで。







ゆっくりと目を開ける。

すると何故か私は横になっていて、白い天井が真っ先に視界に映った。


周りは薄いカーテンで仕切られており、ここが保健室であることはわかったけれど。

問題はどうして保健室にいるのかである。


すぐには思い出せず、ゆっくり思い返そうとしたその時。



「大丈夫ですか?」
「……っ!?」


一度聞いたことのある男の人の声がすぐそばから聞こえてきて、思わず毛布にくるまってしまう私。

そうだ、思い出した。


私は教室でひとりの男の人と対面し、怯えてしまった挙句に触れられて気絶したのだ。

何をしているんだ私、触れられただけで気絶するだなんて本物のバカである。