「ふわふわしてて女の子!って感じだから羨ましい」

「琴葉?私は琴葉が羨ましいよ、大人びていてかっこいいし…」


御坂くんはクールでかっこよく、背も高いためなおさら大人っぽくて綺麗な琴葉のほうがお似合いである。

隣に歩いても違和感がない…って、何を考えているんだ私。


御坂くんとお似合いとかお似合いじゃないとか、彼女でもない私には関係のないことなのに。


けれど私は御坂くんと似合わないと考えたら胸が苦しくなる。

落ち込みそうになるのだ。


「咲みたいにかわいいほうが良いよ!
そしたら胸張って隣に並べるのに…」

「隣?」
「……あっ」


私が深く突っ込むと、なぜか『しまった』というような顔をする琴葉。

気のせいだろうか、琴葉の様子がおかしいと思うのは。