ドーーーン!!
低い地響きのような、強烈な爆発音が城に響き渡った。
天音達のいる食堂のテーブルや食器も、カタカタと音を立てている。
「キャー!」
「何事だ!!」
周りの妃候補達もざわつき始め、どよめきが起こる。そして、すぐ様、兵士達が慌ただしく駆け回る。
「な、何!?」
天音も今まで聞いた事のない爆音に驚いて、思わず立ち上がり、ただ周りをキョロキョロと見回す事しか出来ない。
しかし、この部屋の中では、特に何も変わった様子はなかった。
そして、星羅はしかめっ面で、眉をひそめた。
「近くでガス漏れがあっただけだ。ここには何の危害はない。食事を続けて問題ない。」
一人の兵士がすぐ様食堂に現われ、妃候補達にそう説明をした。
「びっくりしたー。今の音、絶対この近くからだよね?」
華子は、兵士のその言葉にすぐに落ち着きを取り戻して、席に座り直した。
「反乱者の仕業かもね。」
まだ周りはざわついていたが、星羅はいつものような冷静さを取り戻していた。
どうやら星羅は、ただのガス漏れだとは思っていないらしい。
「はんらん…?」
天音は、今まで自分には全くの無縁だったその言葉に、首を傾げその言葉を口に出してみた。
「ふーん。星羅はそう思うんだ。まー、城下町にはいろんな人いそうだしねー。」
華子はいつもと同じトーンで、呑気にそんな事を言うだけで、反乱者というその言葉に、危機感はあまり持っていないらしい。
「反乱って…何のため?」
天音は困惑した表情で二人に尋ねた。
なぜだかわからないが、「反乱」その言葉の意味は、天音もかろうじて知っていた。どこで聞いたのか、誰にその意味を教わったのか、それはわからないが…。
しかし、平和な村で育った天音には、全く理解できなかった。
誰が何のために、そんな物騒な事するのか…。
そして、この町ではその言葉は当たり前なのか……?
「…何のため?決まってるでしょ。国に不満があるからよ。」
そんな事もわからないのか、といった表情で星羅は淡々と答えた。
そして、また冷たい視線が天音へと向けられた。
「国に不満…?」
天音は、その言葉を自分の中で消化ができずに、戸惑いの表情を浮かべる事しかできない。
国に不満がある人がこの町にはいる…。
やはり、天音はそれすら知らなかったのだ…。
「…さっきはごめんなさい。言い過ぎたわ。」
困惑の表情を浮かべ、食事どころではなくなった天音に、星羅は、唐突に素っ気なく謝罪の言葉を口にした。
「あ、えっと、なんだっけ?」
しかし、この騒動で、天音はさっきの星羅の口にした事など、すっかり忘れていた。
「ごちそうさま。」
覚えていないならいいと言わんばかりに、星羅はそそくさと席を立ち、その場を去った。
「星羅変なのー。」
「私、何か気に障る事言ったのかな……。」
「そんな事ないよ。機嫌悪かっただけだよー。」
華子は天音の肩を持ち、天音のフォローに徹するが、天音の不安は拭えなかった。
(私は、何も知らない…。それは事実だ。)
低い地響きのような、強烈な爆発音が城に響き渡った。
天音達のいる食堂のテーブルや食器も、カタカタと音を立てている。
「キャー!」
「何事だ!!」
周りの妃候補達もざわつき始め、どよめきが起こる。そして、すぐ様、兵士達が慌ただしく駆け回る。
「な、何!?」
天音も今まで聞いた事のない爆音に驚いて、思わず立ち上がり、ただ周りをキョロキョロと見回す事しか出来ない。
しかし、この部屋の中では、特に何も変わった様子はなかった。
そして、星羅はしかめっ面で、眉をひそめた。
「近くでガス漏れがあっただけだ。ここには何の危害はない。食事を続けて問題ない。」
一人の兵士がすぐ様食堂に現われ、妃候補達にそう説明をした。
「びっくりしたー。今の音、絶対この近くからだよね?」
華子は、兵士のその言葉にすぐに落ち着きを取り戻して、席に座り直した。
「反乱者の仕業かもね。」
まだ周りはざわついていたが、星羅はいつものような冷静さを取り戻していた。
どうやら星羅は、ただのガス漏れだとは思っていないらしい。
「はんらん…?」
天音は、今まで自分には全くの無縁だったその言葉に、首を傾げその言葉を口に出してみた。
「ふーん。星羅はそう思うんだ。まー、城下町にはいろんな人いそうだしねー。」
華子はいつもと同じトーンで、呑気にそんな事を言うだけで、反乱者というその言葉に、危機感はあまり持っていないらしい。
「反乱って…何のため?」
天音は困惑した表情で二人に尋ねた。
なぜだかわからないが、「反乱」その言葉の意味は、天音もかろうじて知っていた。どこで聞いたのか、誰にその意味を教わったのか、それはわからないが…。
しかし、平和な村で育った天音には、全く理解できなかった。
誰が何のために、そんな物騒な事するのか…。
そして、この町ではその言葉は当たり前なのか……?
「…何のため?決まってるでしょ。国に不満があるからよ。」
そんな事もわからないのか、といった表情で星羅は淡々と答えた。
そして、また冷たい視線が天音へと向けられた。
「国に不満…?」
天音は、その言葉を自分の中で消化ができずに、戸惑いの表情を浮かべる事しかできない。
国に不満がある人がこの町にはいる…。
やはり、天音はそれすら知らなかったのだ…。
「…さっきはごめんなさい。言い過ぎたわ。」
困惑の表情を浮かべ、食事どころではなくなった天音に、星羅は、唐突に素っ気なく謝罪の言葉を口にした。
「あ、えっと、なんだっけ?」
しかし、この騒動で、天音はさっきの星羅の口にした事など、すっかり忘れていた。
「ごちそうさま。」
覚えていないならいいと言わんばかりに、星羅はそそくさと席を立ち、その場を去った。
「星羅変なのー。」
「私、何か気に障る事言ったのかな……。」
「そんな事ないよ。機嫌悪かっただけだよー。」
華子は天音の肩を持ち、天音のフォローに徹するが、天音の不安は拭えなかった。
(私は、何も知らない…。それは事実だ。)

