「ハァハァ。」
居ても立っても居られなくなった天音は、中月町を飛び出して、ひたすら走っていた。
こうなったら、自分の足で見つけるしかない。
自分で見つけてみせる!!
いくら聞き込みをしても、全く村の情報なんて見つからない。
だったら、自分の足で見つけ出すしかない。
誰も教えてくれないのなら、そうするより他には無い。
…みんなは、私の村は…。
……どこ!?
どこへ行けばいいのか…。
そこは、どっちを向いても同じ風景にしか見えない荒野。
ここには道標なんてものはない。
しかし、天音は足を止めようとはしない。
走っては、歩いて、また走っては歩くのくり返し。
…誰も教えてなんてくれない。
「みんな、じいちゃん、どこ…?」
…進むべき道が、どかこなんて…。

