「せめて、近くの大きな町の名前とか知らないのかい?」
その男性の知り合いであろう、近くにいた別の男性も心配して、天音達の会話に参加してきた。
「…でも私、村から出た事なんて…。」
生粋の村育ちの天音は、城に来る前は一度も村を出た事はなかった。
しかも村の周りは緑ばかりで、近くに町や村なんて目にした事などなかった。
『天音!しっかりしろ!』
その時、ふと天音の頭には、じいちゃんの必死な声が蘇った。
「そうだ…。確か私が子供の時高熱が出て、じいちゃんが近くの町のお医者さんに連れてってくれた…。」
「その町の名前は?」
「えっと…。」
『天音、中月町なら、医者がいるからな。』
「中月町だ!」
天音はうろ覚えだった記憶を辿り、導き出したその町の名を高らかに叫んだ。
その男性の知り合いであろう、近くにいた別の男性も心配して、天音達の会話に参加してきた。
「…でも私、村から出た事なんて…。」
生粋の村育ちの天音は、城に来る前は一度も村を出た事はなかった。
しかも村の周りは緑ばかりで、近くに町や村なんて目にした事などなかった。
『天音!しっかりしろ!』
その時、ふと天音の頭には、じいちゃんの必死な声が蘇った。
「そうだ…。確か私が子供の時高熱が出て、じいちゃんが近くの町のお医者さんに連れてってくれた…。」
「その町の名前は?」
「えっと…。」
『天音、中月町なら、医者がいるからな。』
「中月町だ!」
天音はうろ覚えだった記憶を辿り、導き出したその町の名を高らかに叫んだ。

