★ 「え…?な、何?」 天音も、辺りが急に真っ暗になり、一瞬何が起こったのかわからず、さらには驚きすぎて尻もちまでついてしまい、その場で動けずにいた。 ピカー、ドーン。 尚も、雷は鳴り響く。 「あ、そうだ!待って!」 天音は我に返り、今自分のするべき事を思い出し、立ち上がる。 しかし、暗がりで階段の方も何も見えない。 「待って!天使教さん!」 ピカー、ドーン! 天音の叫びは、虚しく雷の爆音にかき消されていく。 そして、天音の叫びは一足遅かった。 そう、そこにはもう彼の姿はなかった。