学校を出て、少し寄り道をしながら


今日の目的地カラオケ店へ到着。


「ラブワン‥♡」


リサ「ヒナタのベロ出しが拝める〜」


2人してラブワンの新曲配信に胸が踊る。


今回の新曲は注目曲ランキングで2位にランクインをしている。


新曲配信にワクワクした気分になりながら


カラオケ店へと入った。



___カラオケ店___


『いらっしゃいませ。2名でよろしいですか?』


リサ「はい!」


『こちらに記入をお願いします。』


美人でスタイル抜群の女性店員さんから


ボードを受け取り住所などを記入する。


その時‥


?『おはようございます』


少し低めな声が聞こえボードから目を離し


私は顔を上げた。



そこには髪の毛が銀髪で身長が少し高めの


端正な顔立ちの男性店員さんがいた。


目が大きくて眉毛が整っていて


ムラセンとは違うけど、鼻筋も通っていて


吸い込まれるかのように見てしまう。


それだけカッコいい。



トクン‥トクン



さっきとは確実に鼓動が早くなってるのが分かる。


鼓動が高鳴る音がしっかりと聞こえる。


リサ「‥菜実?」


リサが私を呼んでる事すらも気づかない程


その男性店員さんを眺めていた。


『“イシちゃん”、出勤押したら

早速だけどトイレ清掃行ってもらっていい?』


イシちゃんと呼ばれたその男性の名札を見ると


“白石”と書いてあった。


‥白石さんって言うんだ。。




私はカウンターに両手を置いて、

気づかれないように時折リサを見て


女性店員さんと話す“白石”さんを見ていた。