元々は他の部署が、ある左翼団体の捜査線上で浮かんで来た線だ。 内容は不明だが「外事に関わる線」と上が判断して、俺達に回って来ただけの事、俺はいつものように内偵を進め、危険の有無を判断するだけ、場合によっては排除する、ただ職務に真っ当であるだけだ。 それ以上は無い。 それ以上は俺には必要無い。 「――ただ中島さん」 『ん?』 「FBIの見解が解せないんです」