「しーちゃんおはようー!」

「芹奈久しぶり〜」

相変わらず、
しーちゃんは呑気だ。


「あのね、しーちゃん。」

「なーにー?」

「…加瀬くんと多分付き合うことになったと思う。」



「多分ってなに」

そう言いながらケラケラ笑うしーちゃん。


「でもおめでとう。芹奈が幸せならそれでよし」


しーちゃんは優しく微笑んでくれた。


「ありがとう!」






でも、正式に付き合ってるんだろうか。
これは…




好きと言われた

私も好きだと返事した

学校に遅刻しそうになった

加瀬くんを置いて学校に来た



……




これは…マズイかもしれない。