「加瀬くん、上がりましたけど〜」

加瀬くんの姿がなくてリビングへ入ると、
そこには加瀬くんが倒れていた。

「えっ…加瀬くん…!?」

頰が赤くなっていて、
おでこに手を当てるとすごく熱くなっていた。

「どうしよう、すごい熱!!」


私呑気にあったまりすぎた!!!

「加瀬くん!起きて!」

「…はぁ…」

加瀬くんは苦しそうに、ゆっくりと目を開けた。


「大丈夫?ベッドまで行ける?
肩貸すから!」

「…芹奈…」

加瀬くんが苦しそうに私の名前を呼んだ。



「加瀬くん立って!」



ベッドまで連れてかなきゃ…