「あの…ね、」 私は思ってることを全て加瀬くんに伝えた。 手繋ぐだけで不安だったこと、 名前で呼びたかったこと、 その相談を築島くんにしてたこと、 飽きられたと思ったこと。 …私といて、幸せなのかってこと。 「全然気づいてやれなくてごめん。」 「え…何で加瀬くんが謝るの? 謝るのは私の方だよ…」 幸せにできてないなら私は何のために側にいるんだろう?