気づけば私は雑誌を放り投げていた。


「…飽きちゃったのかな…」


頭によぎるのはその言葉ばかり。

飽きた?
それとも、性的なことは他の女と?

ううん。
加瀬くんはそんな人じゃない。


「あーもう!」

何をどうすればいいかわからない私は、

とりあえず変化を出してみることにした。