加瀬くんは先生に担がれて保健室へ。 私もその後をついていった。 「んー。結構重症な捻挫かなー。 病院行って診てもらいなさい。」 保健の先生はそう言い、 加瀬くんに応急処置をした。 「加瀬くん、大丈夫…?」 私は加瀬くんの隣に座り様子を伺う。 「ん。大丈夫。だからそんな顔すんな」 そう言って加瀬くんは私の頭を撫でた。 絶対許せない。 あの足引っ掛けた人!