多分、少しだけ蝉が鳴いていたと思う。

ほら今みたいに。

あれは2年前のこと。

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拝啓 愛していたあなたへ。

あなたは覚えてないかもしれません。

それでも構いません。分かっていますから。

だからどうか、これを読んで欲しいんです。

もうあなたに会えないから伝えられないですが、

私がどれだけ変わったのか、知って欲しいんです。