強がりな彼女は泣き虫でした。

「どーだった?」

ピアノを弾き終わった輝君が
香織に聞いていた。


「うん!凄く良かった!ね、琴美!」

「えっ、あっ、うん!!ほんと、
凄く良かったよ!」


本当はもう少し柔らかく弾いても良かったと思うけれど、特に気にならなかった。