強がりな彼女は泣き虫でした。

「ふっ…う…ううっ…
ほんとは…ピアノ弾きたい…
お母さんと…お父さんに会いっ …
たいっ…、輝君と楽しく話したいっ」

どんなに願っても叶わない…

ピアノが私を苦しめるなんて思わなかった。

小さい頃の私はピアノが大好きで
毎日弾いていてそれに、お母さんもお父さんも凄く喜んでくれた。


コンクールでいい結果が出せなくても叱る事もなく、かといって、次頑張れと
言う訳でもなくて
ただ一緒に泣いてくれて、
自分達の中では、琴美が優勝だと