教えてくれて、ありがとう。

「ごめんない。私のせいですよね。」

「ん?なんで日向が謝るの?俺がしつこく色々聞いてたからでしょ。」

「え?」

「日向はなにも悪くないよ。」

凛くんはなんでこんなにも優しいのだろうか。
なんで、私なんかを許してくれるんだろう。

「ありがとうございます…」

「なんで俺今お礼言われてんの?」

「いえ、なんでもないです。」

ニコッ

「また笑った。」

「笑ってましたか?」

「うん。てか、発表しなきゃ。どーしよ俺、英語苦手だ。」

「私に、任せてください。」

私たちは無事に発表が終わった。