そしたら、蓮は、「うるせえよ、お前も美亜も同じじゃねぇか!」ってそこから2人は言い合いになる。
そんな2人の会話を聞くのが、おもしろくて、楽しかった。いつも、2人は私のそばにいてくれて、自然と笑顔にさせてくれる。
たくさん話してたら、時間は過ぎ、入学式が始まる。
校長先生の話は、本当に長い。
私は気づかれない程度に、小さなあくびした。
次に、高1の教員紹介になり、一人一人の自己紹介が始まった。
ぼーっと聞いていたら、「1年4組の担任になりました、横浜 祐貴です。皆さん、楽しい一年にしましょう!!」緊張した声、少し焼けた肌、無造作に整われた黒髪、その瞬間、私は、生まれて初めて恋に落ちてしまった。
入学式が終わった直後、ふうかが話しかけてくれた。
「み〜あ!横浜先生、すっごいカッコ良くなかった?!今流行りの俳優のさ、志田 正樹に似てない!?本当かっこいい!!」