PLACE 君の知らない物語

僕はそんな秀爾を見かけて、声をかけたんだ
こいつも居場所がないんじゃないかって


居場所をつくろうって意味で声をかけたんだけど
断られた


「家、帰りたくないんだろ?
だったらさ、僕と一緒に居場所をつくろうよ」


「居場所?」


「僕も家に居づらいからさ。この世にはそんな奴らがたくさんいる。だから居場所をつくるんだよ
居場所をつくることで救われる奴はいっぱいいる

僕の手を取ってよ。 秀爾」


「んで俺の名前知ってんだよ
............まぁいいよ。 やってやる」



「よかった。僕は綾牙」






「つくろうじゃないか


俺たちの



PLACEを! 」