「ねぇ、僕と一緒にチーム作らない?」


僕がそう聞いたとき、


「何それ、くだらない。」


のちにPLACEの副リーダーとなる秀爾が言った
あいつは僕に会ったとき、中3で煙草を吸っていた


中学校受験をした秀爾は、親からも周りからも優秀であることを求められ続けてきた


遊園地や、プール、同年代の奴が一度は行ったことがあるであろう所に行ったことがなかった


親は勉強をしっかりすれば良い
それ以外には秀爾には興味はなかった


自慢できる子供であれば誰でも良かったんだ
まるでアクセサリーのようなものだった


秀爾もそれにはなんの疑問も持っていなかったみたいだ