震える手でそっと手に取りその紙に書いてあることに目を通す。


少し小さめの、バランスの整った文字
間違いない............花夜の字だ


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稜牙へ

勝手に居なくなってごめんなさい。

みんなが闇討ちにあったのは、私のせい。

全部、全部私のせいなの。

だから、探さないで。忘れて。

今までありがとう。

みんなのことが大好きでした。

稜牙、大好きでした。 バイバイ!
花夜
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頭がいたい。
嫌だ嫌だ嫌だ............!


アノ忌まわしい記憶が頭をよぎる


大丈夫、落ち着け
僕には仲間がいるだろう?


荒くなっていく息を整えようとするがうまくいかない