僕に斬ってくれと訴える目


どうして僕に殺気や刀を向けるの



何があったの?





ニヤリ





薫が笑った





手加減をしている僕をあざ笑った




僕に薫を斬ることは無理だ


峰打ちして
連れて帰ろうか


土方さんに拷問されてしまうかな



僕は、薫を守ると約束した



拷問はさせない

峰打ちして薫から事情を聞こう



僕が刀を構え直し、薫に向かう




「待て!!!総司!!!」






土方さんの大声に
僕は、刀を止めた


「金策は、嘘だ!」

「え?」


僕は、薫を見た


「早かったな… もう少しだったのに…」



喋ってる…



「ったく!馬鹿みてぇな小細工しやがって
俺が見抜けねぇと思ったのか!?
つーか!いつから喋れるんだよ!」